友人がボルドーを訪ねてくれた間、車で3時間弱のドルドーニュ地方にドライブに行きました。
自然が美しく、《フランスの美しい村》に認定されている村もたくさんあります。以前夫婦で訪れ、とても気に入った場所です。
今回初めて訪れたのがベナック・エ・カズナック(Beynac-et-Cazenac)です。ボルドーを流れるガロンヌ川と合流する、ドルドーニュ川沿いの村です。
前回この村の前を通った時、小雨まじりで先を急いでいたこともあり、ここには立ち寄らなかったんですよね~。でも今回は打って変わって晴天。村のてっぺんにあるベナック城を目指して歩きます。
美しい村は山に張り付いたようにあるところが多く、こちらの村もともかく坂ばかりです。もう少し時期があとだったら、もっとお花が美しい季節だったかも。
15分くらい登ると、お城に到着です。こちらのお城はあまり整備されておらず、中世そのままって感じです。そういった昔のままの姿をとどめていることもあり、リュック・ベッソンの映画《ジャンヌ・ダルク》のロケでも使われたところです。
頑張って登った甲斐があり、城からの眺めは最高です。
村の中には、いくつかのカフェやお土産物屋さんもあります。
ランチを食べた後は、帆を掛けたカバール船という伝統的な船に乗って、ドルドーニュ川からの景色を楽しみました。
ガイドのおじさんの説明付きです。基本フランス語ですが、時々英語でも解説してくれます。
鉄道ができるまではワインや物資を運ぶための船だったそうです。川からはいくつも城が見えます。100年戦争の時はこの川を挟んでフランスとイングランドが対立していました。私達が訪れたカズナック城はフランス側の要塞、そして川向うにあるカステルノー城はイングランドの要塞だったそう。
カステルノー城は、荒廃していた城をミシュランのマスコットのデザインなどで財を築いた一家が買い取り、武器博物館として今では観光客で賑わっているそう。
他にもいくつもお城があります。
1時間くらいで戻ってきました。この日は気温も高かったので、風がとっても気持ち良かった~😄