クリスマス前に行ったアルザスのお話の続きです。
アルザスは白ワインが有名です。飲みやすくてフルーティーなリースリングワインは、私の大好きなワインです。特に以前から大好きな《アルベール・ボクスレー(Albert Boxler)》のドメーヌ訪問が、今回の旅の目的の一つでもありました。
ワインのドメーヌは郊外にあります。この日はレンタカーを借りてドライブです。
せっかくレンタカーで回るので、2箇所のドメーヌに見学の予約を入れました。
まず一軒目に訪ねたのは、ミッテヴィヒエ(Mittelwihr)という小さな村にある 《ボーマン・ジーゲル(Baumann-Zirgel)》 です。
この日はパリで開かれるワインフェアにみんな出掛けていて、お留守番のお父さんだけでした。
試飲室がなかなか素敵です💕
でも残念なことにこの後、大型バスで観光客が訪れお父さんはちょっとパニック😅
ゆっくり話を聞きたい~と思っていましたが、団体さんと一緒に回ることに・・・
地下のカーブもボルドーの巨大な施設と対照的な素朴な感じ。樽が大きい🧐
お昼を挟んで午後はいよいよ楽しみにしていた、アルベール・ボクスレーのドメーヌです💕
こちらのワインは日本のレストランで、たまたまワインがお得な日にソムリエの人におススメされて飲んだワインです。
飲んだ瞬間から大ファンになりました💖💖
私達にとっては唯一銘柄指定で購入するワイン。とはいってもそう頻繁には飲めないんですけどね~💦
一般的に購入しやすい金額が多いアルザスワインの中では、ちょっとお高いんです。それになかなか手に入らないんです😟
事前に電話で見学をお願いすると、ユキさんとおっしゃる日本人が働いているそう。な~んてありがたい。ということは日本語で説明を聞くことができるのね。いままで、フランス語か英語の説明しかなくて、今一つ消化不良だった私には嬉しいお知らせです。
ドメーヌはニーダーモルシュヴィア(Niedermorschwihr)という村にあります。
エチケットに描かれている門を実際に見て感動です❗
敷地の中に車を止めさせてもらうと、フォークリフトを運転しているアジア人風の男性が・・
そう、この方がここで働く日本人 “ ユウキ ” さんだったんです。ユキさんという女性の方がいるのかな ❓ なんて思っていましたが、実際に醸造を担っている男性の方でした😆
2階にあるお部屋でお話を聞きながら試飲です。
彼はボルドーで醸造を学び、甲州でワイン作りをしていたそうですが、白ワインを作りたいと、ここアルザスにやって来たそう。3年ほどアルベール・ボクスレーでワイン作りをしているんだとか。ということは私達が飲んでいたワインも彼が作っていたのね~(もちろん、彼だけではないけど・・)もう感激です❗
私達のボクスレー愛も語りながら、気付けばざっと20種類くらいのワインを飲んでしまった😍
アルベール・ボクスレーの畑はここからも見渡せる山の傾斜面にあり、狭い畑が並んでいます。全て手摘み。通常の作業も機械を入れることが出来ず、とても大変なのだとか。お値段が高いのもしょうがないかな😅
ユウキさん本当にありがとうございました。今後も美味しいワイン作ってくださいね💖
実はこのドメーヌの数軒先にフランス好き、甘いもの好きの方には有名なジャムの妖精と呼ばれるフェルベールさんのお店があるんです。
帰りにはこちらでジャムとこの日の夕食のお惣菜を買って、充実の一日を終えました。
初めまして、突然のお便りをさせて頂きます。文中に出ていたユウキの父親です。いろいろネットを見ていたところこのサイトがたまたま見つかり読ませて頂いたら、悠樹の事が出ていて、嬉しく読ませて頂きました。しっかりと満足の頂ける説明が出来ましたでしょうか。またアルザスへ行かれた際はまた、行って頂ければ幸いです。
秋田様
コメントありがとうございます。
このブログは私達夫婦がフランスで過ごした1年間の記録として書いていたものですが、ブログを通してこんな出会いがあるなんて!と感激しています。
アルザスでお会いした悠樹さんはとても頼もしく、同じ日本人として誇らしくもありました。私達が大好きなワインにこんな素敵な方が関わっていたなんてと、とても嬉しくなりました。
ブログを書き出したのが、ドメーヌを訪ねた後だったので、悠樹さんにはブログのことはまったくお話ししていませんでした。なので私と一緒に写させてもらった写真はブログには載せませんでした。
息子さんは今もアルザスで頑張っていらっしゃるのでしょうね。私達も可能であれば何度でも伺って直接ワインも購入したいところですが、現在は日本に帰国しており、なかなかそうもいきません。
悠樹さんから購入したワインのうち6本を日本に持ち帰り、そのうち2本はまだ我が家の小さなワインセラーに大事に保管しています。
悠樹さんにもよろしくお伝えください。