フランスの中部にあるトゥールはモンパルナス駅からTGVで約1時間の近さです。
ただトゥールの駅自体はフランス南西部へ続く線路から1駅はずれた場所にあるので乗り換えなしで到着するためには電車を選ばなくてはいけません。
ちょっと古いタイプのTGVのようでコンパートメント風になっていました。
コンパートメントの座席、大好きなんです。大昔にユーレイルパスを使ってヨーロッパをまわった時は座席を小上がりのようにくっつけて寝ながら移動したっけ・・・
今ではコンパートメントも夜中に走る電車もすっかり少なくなって本当に残念です。
トゥールはロワール地方の中心でこの地方に点在する古城巡りの拠点となる街なんです。
落ち着いた地方都市といった感じです。
選んだホテルは「ホテル・ミラボー」 駅からは遊歩道を歩くこと5分くらいです。なかなか良い場所にあるこじんまりしたホテルです。
パリに比べたら格安で広めのお部屋、そして今回の旅初のお風呂付~(笑)
さっそく街歩きです。この街にもトラムが走っていました。フランスの少し大きい街には必ずトラムがあります。
トゥールの街のことは殆んど事前情報がなかったので、まずはツーリストオフィスで地図をもらって出発です。
駅から真っすぐ続く道がメインストリートのようです。
ルイ11世時代には首都になったこともあるそうで栄えていたんでしょうね。今でも活気があります。
街にはローマ時代の遺跡もたくさん残っています。フランス国内いたるところでローマの遺跡に出会います。その度、ローマ帝国ってとてつもなく巨大だったんたなぁ・・・と実感させられます。
トゥールの大聖堂「サン・ガシアン大聖堂」 りっぱなゴシック様式の教会です。教会前の広場がこじんまりしていて全景を写すのが大変でした。
ステンドグラスも素晴らしいです。
旧市街は木組みの美しい建物が立ち並んでいます。
プリュムロー広場にはレストランやカフェのテーブルがたくさん出ています。大学が近くにあるそうで、若い人たちも大勢です。
旧市街はそれほど広くはないのですが、細い通りが入り組んでいるのであっちこっちお散歩するといろいろ発見できて楽しい~。
建物も細かい装飾があったり面白い!
旧市街を抜けるとロワール川に出ます。フランス最大の川です。このロワール渓谷沿いにたくさんの古城があるんです。
トゥールの街ではダウンジャケットを買いました。「JOTT」カラフルな色合いと軽くて手軽なのが受けてフランスでは大人気のメーカーです。大人も子供もここのスクーターマークをよく着ています。丁度お昼時だったので店員さんに、ランチのおススメのお店をリサーチ。いくつかご近所のレストランを教えてもらいました。
教えていただいた店から選んだのは、こちらの「Le Vieux Chateau」地元の人への聞き込みはやっぱり間違いなかった。このお店大満足でした。
お店のスタッフも感じ良くていかにも「地元の人達」がお昼を食べていました。
お値段も手ごろで一つ一つが丁寧に作られていて美味しい!上に掛かった青ネギがちょっと日本的?今回の旅行では時々お目に掛かりました。
周りの人達が食べていたデザートも美味しそうでこちらも頼んでしまいました。
そうそう、さっきこのお店を教えてくれた「JOTT」の人達もお昼を食べに来たんです!美味しいお店を紹介してくれてありがとうございました。
今回、ロワールを旅の目的地に選んだ理由は友人が近くに住んでいるから。前々から次回フランスに来るときには是非寄って!とお誘いされていたんです。
彼女は私達夫婦のフランス語の先生でもあります。ボルドーのアソシエーションで教えてもらったのが縁で、車を持たない私達をいろいろな所に連れて行ってくれました。
日本に帰国してからも定期的にネットでフランス語を教えてくれているんです。彼女はちょこちょこ引っ越しをして、今はトゥールの近くに住んでいます。
夜は彼女が予約してくれたレストランで再会を祝っての食事です。
久しぶりの鴨 柔らかくてソースも美味しい。
楽しいおしゃべりとロワールのワインであっという間の時間でした。
明日は彼女と一緒に古城めぐりです。