私達がアパートに引っ越した9月は収穫の季節です。
1年に1回のブドウの収穫(ヴァンダンジュ)は是非見てみたい😆
学生寮に住んでいる友人はポストに収穫のアルバイト募集のチラシが入ってるよ。なんて言っていましたが、さすがに仕事としてやるのは厳しそう❗(いずれにしても私達のビザは仕事は禁止です😅)
そこでツーリストインフォメーションで見つけた1日収穫体験に参加する事にしました。
9月最後の土曜日に、小型のバスに乗って行ったのはジロンド川・ドルドーニュ川の右岸、《コート・ド・ブール》という地区にある《シャトー・ド・リューブ(Château de L’Hurbe)》です。
家族経営のシャトーです。この日は前日からの雨が朝のうちまで降っていましたが、到着頃にはお日様も見えました。
とはいえ、足元はぬかるんで歩くのが大変です。
ヨーロッパのブドウの樹は垣根仕立てと呼ばれる植え方です。文字通り垣根のようにブドウの樹が連なっています。
日本のぶどう狩りなどで見かける棚仕立て(藤棚のようなものです)とは大きく違います。
シャトーのオーナーのマークに摘み方を教えてもらって早速作業を始めます。
ボルドーのブドウの樹は低いので、すぐに腰が痛くなります。ワイン用のブドウは生食用と違って粒が小さいですが、とても甘いです。
時々、口にも運んでみます。甘いけれど、タネも大きいので食べやすくはありません😅
小一時間収穫体験した後はワイン作りの行程のお勉強です。
ブドウを破砕機で潰して、太いホースでタンクに送ります。私達が収穫したブドウも一緒に運ばれて行きます😆
タンクで糖分を発酵させてアルコールにします。
樽に移して半年から2年熟成します。
熟成したワインは、シャトーでボトルに詰めて出荷します。
マークは昔ながらのワインの作り方のデモンストレーションもしてくれました。
こちらのシャトーでは機械を使った収穫も行われていました。
一通り作業を見せてもらった後は昼食です。
こちらでは赤ワイン、白ワイン、クレマン(発泡酒)に加えてボルドーの古いタイプのワイン クラレットも作られています。この日はこの時期しか飲めないブドウジュースも振舞われました。(一般には売り出されていません)これが微発砲でなかなか美味😋
グランクリュの畑ではすべて手摘みです。この時期大きなシャトーでは百人単位の人を雇って数日で一気に収穫するそうです。スペインなどからも大型バスで収穫の仕事をする人達がやって来ます。
作業が終われば、ワインと食事が振舞われ、みんなで収穫を祝うのだそうです。それもシャトーの伝統なんだとか😆
私達は体験ツアーですが、同じようにシャトーの家族の人達と食卓を囲みました。ご飯も、もちろんワインもたっぷり堪能しました。
おみやげに、ひとり1本ずつワインまでいただいちゃいました🤩💕
《シャトー・ド・リューブ(Château de L’Hurbe)》の場所はこちらです。