グラース

 

エズを訪れた翌日、この日の飛行機で娘はイギリスに戻ります。

午後の出発時間まで『モナコ』に行くという彼女と反対方向の電車に乗って私達が目指したのは『グラース』です。フランスの香水文化を支える村です。この小さな村でフランスの香水・香料の2/3 が作られています。そして、パリなんかで調香師として働く人たちもグラース出身が圧倒的に多いんだとか。

電車の内装も南仏らしい明るい色で可愛い。ここは2階の座席、2階建てなのも嬉しいです。カンヌを通過して20キロくらい内陸に入った山沿いにあります。

終点のグラースの駅から村まではバスに乗り継がなくてはなりません。駅の近くには何もないんです。こんなとこ、日本と違うな~と思ってしまいます。日本だと駅の周辺が一番賑わっているけどフランスでは駅が町の外れにあるのは良くあるパターンです。

バスはエズの時と同じように上に上に上がっていきます。

さぁ、『グラース』に到着です。

ピンクの傘が可愛い♡ ここ数年、インスタなんかで時々見かけた傘のデコレーションです。ツーリストオフィスに立寄ると、旧市街の主な観光ルートはこのピンクの傘を目安に歩けばよいとのこと。了解です!

旧市街の入口にはこんな可愛い香料売りの像がありました。

まずは街歩き。旧市街を散策です。

出た~ピンクの傘の道。

グラースにはモリナール、ガリマール、フラゴナール の3つの大きな香水工場があります。

この中でもフラゴナールは今では香水だけではなく、洋服や雑貨まで扱う一大ブランドとなっています。パリにもいくつかお店がありますが、この狭い旧市街にも何軒ものフラゴナールのお店があるんです。

ラベンダーや石鹸のお店、もちろん香水関係のお店も並んでいます。どこのお店もおしゃれなんです。

旧市街は1時間もあれば回れます。

町の外れには香料に使うお花畑もあるそうですが、そこも行ってみたかったな~。

この通りはレストラン街のようです。テラスにたくさんテーブルが並んでいます。

この日のお昼は《ベトナム料理》をチョイス。レストランを探しているときに地元のおじさんからおススメされたんです。たまにはアジアンも良いね、ということでここに決定です。

ビールが美味しい。ここは少し標高も高いし、石の建物は涼しくって寛げます。

午後はフラゴナールの工場を見学です。

有名な香水工場ではどこもオリジナルの香水作り体験もできるのですが、今回は申し込んでなかったので、簡単に見て回るだけです。

次回機会があれば香水作りにもチャレンジしてみたいな~。

窓からみえる工場の建物も素敵なんですよ。

こちらでは自分のお気に入りを探して買うことももちろんできます。

フラゴナールは特にケースやグッズが可愛いくて、お値段も比較的手ごろなので大人気です。もうこの写真を見ているだけで、なんだか香りが漂ってくるような錯覚を起こします。

でもいろいろお試ししていると、なにがなんだかわからなくなるんですよね~。そうそう、嗅覚をリセットするためにコーヒー豆が置いてありました。間でコーヒーを嗅ぐと良いんだそうです。

それにしても《グラース》の町はとても可愛かったです。

帰りもまた1時間半くらいかけてニースの町に戻ります!

実は帰りのバス停がわからなくてちょっと慌てました。本来あるはずの場所にバス停がないんです。無情にも私達の横をバスは走り去ってしまいました。次のバス停まで2往復もしてやっと乗れた~。こんなこともあります。

 

 

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