悪夢の滞在許可証

フランスに長期滞在をする場合、ビザ取得はもちろんですが、実際にフランスに到着したらやらなければならない手続きに《滞在許可証の取得》があります。
入国後3ヶ月以内に居住している地区の移民局(OFII)に申請します。
私達もホームステイが始まると直ぐに申請準備を始めました。

まずは日本から持ってきた申請用紙をOFIIの事務所に配達記録付きで送ります。パスポートの写真のページ、ビザのページ、到着空港で押してもらった入国スタンプのページのコピーも同封します。

初の郵便局は窓口のスタッフがみんなとても親切で一安心。フランスではこういった窓口の対応の悪さを散々聞いていたので、もうこれだけで最高にハッピーな気持ちです。

ボルドーって良い人達ばっかりじゃない😆

次はOFII の事務所から、手続きに行く日にちを知らせる通知が届きます。

届く筈なんだけど・・

なかなか届きません💦

それはしょうがないよね。ここはフランスだもん。と気楽に考えてましたが、1ヶ月経っても来ません。
そろそろ2ヶ月目も終わろうとしています。あれっ❓ もうすぐホームステイも終わって住所も変わっちゃうよ❓ 申請書に出した内容と違うことになってしまう〜。
焦り出したころやっと来ました、通知❗️

指定日はなんと語学学校の検定試験の日❗️ なんでよりによってそんな日。

でもお役所には逆らえません💦

語学学校で知り合った友人数名からの結構簡単だったよ〜。通知書類に記載があった健康診断も何故か受けなくて良かったし、あっという間に終わるよ😄
という言葉に一安心。だったら朝一番に並んで試験に向かえば大丈夫。
担当の先生に事情を伝えると、筆記試験は授業中に行うけど、あなたを待って遅くに開始するから大丈夫よ。との事。
個人面接での会話試験は午後です。

当日、OFIIのオフィスには8:30 に到着しました。ステイ先が近いダーリンが既に2番目の位置をキープして並んでいます。

だんだん人が多くなって来ました。オフィスの前の道は歩道が狭くてその両側に何故か不規則に並んでいます。あ〜やっぱりキチンと並ばないのね〜。と不安になったところで9時開門で〜す。

・・・で、不安は的中❗️ ベビーカーを押した人に順番を譲っている間に、どっと人が割り込んでせっかく早く来たのに、10人くらいに抜かれてしまった❗️

私達はレントゲンを撮りに、近くの病院に向かうように指示されました💦
とにかく早く、と思っている私。走って病院に到着です。ヤッター途中でのんびり歩く数人を追い越しました👍

レントゲンが終わって名前を呼ばれるのを待ちますが、何故か待てど暮らせど私の名前は呼ばれません。
やっとダーリンが写真を受け取りましたが私の写真はいったい・・何か問題があるんだろうか❓

いろいろ考えて不安になって来ました😱

後から来た人達が次々病院を去ってしまい、とうとう私は最後の最後に受け取る事に💦

戻ったオフィスでは1人づつ面談員に呼ばれます。

私達は事前にネットでホームステイ中に滞在許可証をもらった経験の書き込みを見つけて、こんな書類を持って来ていました。
・パスポート
・証明写真
・申請料金(ネットでクレジットカードで支払った領収書のプリント)
・住所証明(ホームステイのホストのパスポートコピーとサイン入りの手紙)

ここでまたまた不幸が、ちょっと意地悪そうな面談員の女性に、ホストの電気料金、水道料金、ガス料金の領収書のどれかのコピーを求められたのです。

しかも今日の午後2時までに持ってこい❗️❗️ と・・・

ステイ先のマダムにコピーお願いしなければならないですが、私には今彼女が在宅かも直ぐに用意出来るかもわかりません。
明日まで待って欲しい、と事情を説明するものの、

「Non❗️ 今日です。」

と厳し〜く言い放たれてしまいました。側にいた別のスタッフが気の毒そうに見ていました💦
なんだか私達だけ意地悪されてるみたい❗️
散々通知は待たされたのに、なんでこんな事に・・・

でもやっぱり逆らう事は出来ません。滞在許可証はなんとしても、もらわなければならないし😨
真っ暗な気持ちでオフィスを飛び出しました。時刻は11時半を回ってました・・・

《後編に続く》

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