昨日はボルドーの中央駅《サン・ジャン駅》についてご紹介しましたが、今回はボルドーの街巡りで便利な交通手段、トラムについてご案内します。
ボルドーを走るトラム(路面電車)は現在A、B、Cの3路線あります。例えばサン・ジャン駅の前から街の中心へはC線が走っています。
トラムに乗るためにはチケットが必要です。チケットは1回券(1.5€)、1日券(4.6€)、7日間券(13€)(連続した7日間使用)、お得な10回券(12.7€)などがあります。
このチケットはトラム、バス、そしてガロンヌ川を航行する水上バスの共通券です。
通常のチケットは各停留所にある券売機で買えます。ただし、コインしか受け付けませんし、クレジットカードが使えなかったり、壊れている場合もあります😰
私は、街中にあるTABACの表示のお店でいつも買います。
トラムに乗るとドアのそばに機械が2種類あります。黄色の機械にチケットを差し込んで刻印をします。この時間から1時間はトラム、バスとも乗り換えも自由です。もうひとつの機械はICチケット用です。定期券などはこちらにかざします。
チケットを持っていなかったり、刻印を忘れたりすると突然検察の係員が来た場合に罰金を取られるのでご注意を・・・トラムではこの罰金の注意喚起のポスターをよく見かけます。
ボルドーに来た頃は意味がわかりませんでしたが、結構ひねったコピーでなかなか面白いです。
アーモンド(Amande)と罰金(Amende)をひっかけて塩アーモンド122ユーロ(きびしい罰金122ユーロ)は高いよ~と呼び掛けているポスターです😂
10回券は刻印にあと何回乗れるか印字されています。左から日付、時間、3番目は路線?、4番目が残り回数です。10回乗ると、残り回数が00になって下の方にリボンマークが刻印されます。
毎日トラムで語学学校に通っていたころは1ヵ月のICチケット(45.5€)を購入していました。27歳以下だと同じ1ヵ月券が(31.3€)とずいぶんお得です。
このICチケットはTBMのオフィスでしか購入できません。毎月月初めはこれを購入する人で込み合います。でも一度買ってしまえば機械で延長も可能です。
ボルドーのトラムは世界遺産に登録されている旧市街を走っています。そのため、特に景観を重要視して架線のない画期的な方式を取り入れています。これはボルドーが初めて取り入れたそう。そして路線延長、乗客数ともフランスナンバーワンなんです。
各停留所では電車の運行状況も電光掲示板で確認できるのでとても安心です。
車内の電光掲示板では行先、次の停留所の名称が表示されるので、フランス語が聞き取れなくても、これで確認すれば間違うことはありません。
とっても便利なトラムには自転車もワンコも乗ってきます。
ただし、人や車と同じ道を走っているため事故も度々起こります。突然、ここまでなんてアナウンスが入って止まってしまうこともあります。私達はちょっと郊外へなんて時には、バス路線図も持ち歩いて非常事態に備えています😆