パリに到着した翌日はヴェルサイユ宮殿に向かいました。ダーリンにとってはなんと35年ぶり。
マリー・アントワネットが作らせた『王妃の村里』を訪れるためです。ディオールの援助によって長い間放置されていたものが修復された、とテレビの番組で知り、ぜひ行ってみよう!となったんです。
モンパルナスからはフランス国鉄SNCFで一駅。なんと13分の近さ!ただし、到着駅のVersailles-Chantiersからは20分くらい歩きがあります。でも宿がモンパルナス駅に近い場合はすごくおススメです。ヴェルサイユの街歩きもなかなか素敵なんです。
「パリ通り」に出ると、ヴェルサイユ宮殿が正面に見えてきました。ちょっとディズニーランドを思い出した~(笑)
オープンと共に入場です。早起きは三文の徳!とは言っても『王妃の村里』のあるエリアは12時開園なので、まずはメインのお城とお庭の散策です。
さすがに凄い観光客です。実は私はボルドー滞在時に友人と訪れたので数年ぶりなんです。ヴェルサイユ宮殿って王様のお家ではあるものの住んでたって感じはしないんですよね~。
会社?博物館?規模が大きすぎるからそう感じるのかなぁ~。映画《マリー・アントワネットに別れを告げて》では実際にヴェルサイユ宮殿でロケを行ったそうで、当時の宮殿の雰囲気を垣間見るようで好きな映画なんです。
そこでも大勢の人が住んで働く巨大オフィスのような日常が描かれていました。親しみを感じるところではないんですよね~。マリー・アントワネットもそう感じていたんでしょうね。逃げるように『王妃の村里』なんか作っちゃったし・・・。
フンフンと調度や絵画を見ながら進みます(笑)
大人気の『鏡の間』。大昔訪れた時より確実に美しくなっています。
お庭もテレビで学習済ですよ~。ルイ14世はここを一般の人達にも開放するにあたって庭園の鑑賞法のガイドブックまで作成していたんです。
それにしてもとんでもなく広大な敷地です。ダーリンと初めてここに来た時、庭の広さにただただ圧倒され、ボーっと座って見ていました。それが35年前 右側に座っています(笑)
正にルイ14世の思うつぼ。巧みに目の錯覚も利用して実際よりもっと大きく見せていると知ったのはずっと後のことでした。でもやっぱり広すぎる。
こちらが現在の姿。お~い、背中丸いよ~!
トリアノン宮殿や王妃の村里までは2キロ近く歩かなければなりません。まるで迷路のような複雑に作りこまれた道をあちこち巡りながら進みます。
しかもこの日、春なのに気まぐれな晴天。気温もすごく上がっていました。
一番見たかった階段状に水が流れる野外劇場は工事中でした。残念! ここでルイ14世もバレエを踊ったそうなんですが・・・
お昼はグラントリアノンやプチトリアノンエリアの入口あたりにあるカフェでひと休憩です。
もうここまでで凄い体力使います。足に自信がない人用にプチトラムやゴルフ場にあるような電動カートの貸出もありますよ。でもそれでは入っていけない場所も多いんですよね~。
って長くなったのでなんとヴェルサイユ宮殿は後半に続きます。