怒涛のウェディングの翌日はのんびり~ とはならないのが貪欲な私達。せっかくここまで来ているんですからどこかへお出かけしたい!
ということで、この日訪れたのはサイレンセスターから車で1時間くらいの世界遺産の街《バース》です。
《Bath》お風呂の語源になったといわれる ローマ時代から続く温泉地として有名な街です。18世紀にリゾート地として賑わった街並みも素敵です。
車で訪れるには街の郊外の高台にある広い駐車場(パークアンドライド)にとめるのがおススメです。街中にはあまり駐車場がなく高額なんです。こちらの駐車場は無料です。ただ、ここから10分程度のバースの街まで繋ぐバスがまぁまぁのお値段で無料じゃないんだ!と思ってしまいましたが・・・
おなじみ2階建てバスで街へ向かうのですが、この道のりがすごい坂道なんです。すり鉢状になった坂に住宅街が続きます。一番前に座っていた私は前の窓にぶつからないように何度も足を踏ん張って乗っていたほどです。
この日は日曜日。一番の観光地である《ローマンバス》も長蛇の列です。時間指定の入場券を買うことができたのでまずはランチです。
向かったのは《Sally Lunn’s》バース名物の伝統的なパンを使った料理やアフタヌーンティーがいただけるカフェです。建物はバースでもっとも古いものだそう。ここもやっぱり並んでました。
でも様子をみているとまぁまぁ進んでいるようです。せっかくなのでちょっと待ってもこちらで食べることにしました。
入口で迎えてくれるお姉さん。ちょっと怖いです~。
ブリオッシュに似た丸いフワフワのパンが名物です。お食事タイプと甘いデザートタイプ両方あります。私達は地元のビールと共にお食事タイプをいただきました。
普通に美味しかったです(笑)海外ではあまり見かけないフワフワ感。ちょっと甘味がある優しい味です。
「ぜひ地下の博物館も見て行ってください」とお店の方に声を掛けられたので行ってみました。
こちらで明日の朝用にお持ち帰りのパンも買いました。写真がなくで残念ですが、すごく素敵なプリントの箱に大事に1個入っているんです。もちろんお値段もそれ相当。
さぁ、お腹も満たされたのでいよいよ《ローマンバス》に向かいます。
ここは紀元前1世紀にローマ人によって建てられた大浴場 です。
現在はここで入浴することはできませんが、今でもお湯が沸き出ています。
地下の博物館では当時のいろいろな施設を見ることができます。神殿、サウナ、マッサージ室、フィットネスジム。保存状態がとても良く、そこに最新の技術を使って当時の人々の様子をCGで映し出す仕掛けもあります。このおかげで当時の雰囲気や歴史上の出来事がリアルに感じられるんです。
オーディオガイドを使って日本語でも説明を聞くことが出来ます。こういった趣向を凝らせた展示でイギリスの博物館の中でも優れた博物館に贈られる賞も受賞しているそう。見ごたえがある施設でした。行って良かった~。
ここの売店で日本人のスタッフの方に出会いました。コロナ以降日本人に合うことがまったくなかったそうで、久しぶりに話ができて嬉しい!と言っていた彼女。こちらで結婚していらっしゃるそうで、娘とも重なり楽しそうに仕事をしている姿に私も嬉しくなりました。
バースにはこんな素敵な橋もあります。
8世紀に造られたバルトニー橋です。橋の上には両側にお店が並んでいて歩いていると橋とはわかりません。ちょっとフィレンツェのベッキオ橋を思い出しました。優雅な橋ですよね~。
映画《レ・ミゼラブル》で最後にジャン・バルジャンを追う警官役のラッセル・クロウが身を投げるシーンを撮影した場所なんです。
フランスのセーヌ川ではなくイギリスのエイヴォン川(笑)
春を感じられる街歩き楽しみました