この日はニースを離れてイタリアとの国境近くの町『マントン』にお出かけです。
ニースの中央駅『Nice-Ville』から列車に乗って行きます。マセナ広場からは真直ぐ伸びたジャン・メドサン通りをトラムに乗って7,8分です。この通りがニースの中心 一番の繁華街です。
駅でチケットを買うのに手間取って時間をロスしたけど、なんとかゲットできて一安心。電車のチケットはネットで事前に買うことが多いので、駅の自動販売機には慣れてないんでよね~。いろいろなタイプの機械もあって難しい~。旅行者だらけなので混乱している人達でいっぱいです。
窓口で聞こうとそちらにも並びましたが、これまた凄い列でいつになったら私の順番が来るかも謎。海外旅行あるあるです。結局慣れた手つきで購入している人を見つけて無事解決。良かった~!
電車にはこの地域の紋章である黄色と赤のストライプ、ニースの赤い鷲、ドフィネのイルカがデザインされています。
車内は観光客でいっぱい。マントンまでは約30分です。
車窓からは地中海の美しい海~。お天気も良くて最高です。途中のモナコで大勢の乗客が降りて行きました。
マントン到着です。歴史的にもモナコ領だったりイタリア領だったりしたようでイタリア感も満載。駅から海側に歩いて行きます。
マントンは2月に開催される『レモン祭り』が有名です。カーニバルの季節も良いですよね~。
いろいろなお店にも惹かれる~。
《SALE》のサインを見るとついつい入ってしまいます。この時期フランスは夏のセールの真っ最中。どれも安~い! 街を歩く人達のリゾートウェアを真似て、ここで私達も全員バカンス用のワンピースを買っちゃいました(笑)
店員さんにも乗せられて、さんざん試着もしてしまいました。女子旅ならではです。なかなかお目当ての旧市街に到着できません。
これは『ソッカ』の屋台みたい。これで焼くんでしょうね~。道具だけポツンと置いてあって誰もいませんが・・・
まずはマントンの市庁舎に立寄ります。市庁舎も南仏カラーです。
フランスでは市庁舎で結婚式を行います。マントンの市庁舎にはコクトーが壁画を描いた有名な《結婚の間》があるんです。こちらは観光客にも公開されています。
あまり広い部屋ではないので、数人ずつ案内しているようです。部屋に入ると数人が説明を聞いていました。係の人が「少し座って待っててね!」と声を掛けてくれました。
「???」とにかく座ります。前のグループが部屋を出て行くと、スピーカーから日本語の説明がはじまったんです。
マントン市長の依頼で、この町を愛していたジャン・コクトーが、絵はもちろんヒョウ柄のカーペットや燭台などの装飾も全てプロデュースしたんだそう。
マントンの町にはコクトーの美術館も2箇所あります。
市庁舎を過ぎると、レストランやお土産屋さんが並んで人も多くなってきました。
マントン、可愛い~。あっちもこっちにも目移りします。
オリーブの店やレモンの店。他にもお家に持って帰りたい雑貨なんかもいっぱいです。
海からすぐに丘陵地になっているので、横道に入ると坂になっています。
建物の色が明るくて元気になります。
そろそろお昼です。実は行きたいお店があったのですが、夜だけの営業でランチはやってなかったんです。残念。でもオリーブオイルのお店の方におススメを聞いてきました。
海のそばのレストラン『Les Sablettes Beach』です。美味しそうだっだので、ビーフのタルタルにしました。たっぷりのお野菜でお肉がよく見えないけど、ハーブも絶妙で美味しかった~。
食べ始めて気づいたんですが、海岸のパラソルがある席も同じお店だったんです。そちらの席にすれば良かった~。
海岸沿いの道から素敵な階段を上って午後も旧市街を散策です。
教会は結構上にあります。頑張ります!
でも階段は辛い~(泣く)
でもこの景色を見たらすべて吹き飛びます。階段も広場も石でモザイクが描かれています。右にあるのは『サン・ミッシェル教会』残念ながら写真がないのですが、中のフレスコ画も素敵です。
迷路のような通りをぐるぐる歩いてみます。
どの道もとにかく可愛い♡
そんなに広い街ではないのですが、道が入り組んでいるので方向音痴の私と妹は今どこにいるのかよくわかりません。
あれっ?ここはもう通ったっけ?
でも大丈夫。方向にかんしては野生の感覚を持つ娘が一緒です(笑)
娘がまだ小学生だった頃、妹と妹の友人、私と娘の4人でイタリア旅行をしたことがありました。娘にとっては初めての海外。もちろん言葉もわからないのに、しょっちゅう道に迷う大人たちに「こっちだよ~」と必ず正しい道を教えてくれました。
一緒に旅行するには強い味方です。
暑い中散々歩いたのでそろそろニースに戻ります。
それにしてもマントン、期待以上でした。絶対また来ます!