レイコックアビー

ウインザー城を後にした私達は一路コッツウォルズ南部の村《レイコック》に向かいます。高速道路を使って1時間半くらいの道のりです。

ウインザーでは雨に降られることはなく、久しぶりのお日様も出て来てやったーと喜んでいたのですが、このドライブの途中ではいわゆるゲリラ豪雨的な激しい雨に会い散々でした。

ワイパーを最大にしても前が全く見えないほど!! 今回の旅行は天候に恵まれない~。春のイギリスの天気ってこんな感じのようです。

レイコックに到着した時は、またお天気が回復してきました。

レイコックは村全体がナショナルトラストが所有・運営している景観保護地域です。13世紀に築かれた建物がいくつも残り、新しいものでも18世紀に建てられたものだそうでまさに時が止まったような場所です。

ハリーポッターのロケ地としてもいろいろなところが使われたそうで、ファンにとっては憧れの地なんです。

小さな村を散策しながらランチできるところを探します。道端に可愛い手作りのジャムやハチミツを売る売店がありました。なんと無人のお店です。お金を入れる箱が置いてありました。

可愛らしいお店発見『Sign of Angel』天使のサイン? という名前の小さな宿泊施設兼レストランです。

ここは15世紀から続く宿なんだそう。建物は傾いているし、小さなドアは開けるのも一苦労です。

室内はゆったりした暖かい時間が流れていて素敵です。お食事も美味しかった~。

このサンドイッチ結構なボリュームなんです。おなか一杯になったのにデザートにクリームティーはいかが?と勧められると・・やっぱり頂いちゃいました。

手作りジャムとたっぷりのクロテッドクリーム。ほろっと割れるのにしっとりしたスコーンが最高に美味しかったです。あっ、そういえば今回の旅での初スコーンでした。

食後に2階も見学。こちらは宿の居間になっているようです。

さあ、お腹も満たされたところでレイコックのハイライト、修道院に向かいます。

13世紀に建てられた《レイコック・アビー》。16世紀以降は貴族の館として使われていました。現在はナショナルトラストが保護・維持しています。

一番の見どころはこの美しい回廊です。

ハリーポッターの映画でもいろいろな場面で使われていました。ハリーポッターも渡英の前に全編見直してきましたよ~。なので感動もひとしおです。

 

魔法学校の教室としても使われました。

2階は邸宅として使われていた時代のお部屋を見ることができます。

ここに住んでいたタルボット一族の一人、ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットは写真を発明した人なんだとか。ここには彼の博物館もあり、庭には彼が研究した初期の写真(カメラ・オブスキュラ)を実際に見ることができる小屋がありました。

絵が苦手だった彼は自分で描かずに景色や人を写す研究をしたんだとか。フェルメールもこの(オブスキュラ)を使って絵を描いたと聞いていたので実際に見ることができたのはとても興味深い体験でした。

ただ、このころからまた雨が激しく降り出したので、最後は急いで退散です。

このブログをシェアする:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください