この日はお昼から、ボルドーの北 メドック地区にあるサン・ジュリアン村を訪ねました。目的地はこの村にあるシャトー・ラグランジュ(Château Lagrange)です。
語学学校で知り合った友人と私達3人でドライブです。
今日の目的はもちろんシャトー見学ですが、フランスでの初ドライブにチャレンジする友人のお供でもありました❗️❗️
まずは、市内にあるレンタカー屋さんで車を借ります。とってもオシャレなお店。お兄さんの制服も素敵です。フランスではマニュアル車が基本です。日本ではオートマチックの車を運転していた彼も郷に入っては郷に従えでマニュアル車をチョイス。
車は近くの駐車場に置いてあるので、そこに自分達だけで移動して出発です。日本とは違って細かい説明等は一切ありません。
あいにくの曇り空ですが、途中渋滞することもなく1時間くらいで目的地に到着です。
シャトー・ラグランジュの歴史は1600年代まで遡ることができるそうです。1855年のメドック地区のボルドーワイン格付けでは第3級です。しかし、19世紀末から20世紀初頭にメドックを襲った経済環境の悪化や、数々の病害等から畑の縮小を余儀なくされ「暗黒の時代」が訪れたそうですが、その後1983年にサントリーが買収し、敷地全体の革新的な改修工事を推進したことで、復活をとげたそうです。
案内係のエミリーからまずはシャトー全体の説明を受けます。作付面積は118ヘクタールでサン・ジュリアンでは最も広い面積を誇っているそうです。
外に出て畑も見せてもらいます。土壌は砂礫です。小石だらけ❗️
それにしてもこの日は風も強く、寒かった💦
醸造庫は圧巻です。以前はコンクリート・タンクだったそうですが、サントリーが最新式のステンレスタンクを導入し、今では102基すべて自動温度管理がなされているそうです。
こちらの機械でブドウの選別をするそうです。最初に人が目で選別してから最終作業をこの機械が行います。ブドウの大きさ、形、色で良いものだけを選別できるとか。一般的には機械が先で最終チェックを人が行うそうです🤪
ものすごく優秀な機械なんだそう❗️❗️
こちらは熟成庫。フレンチオークのボルドー樽で熟成されます。奥行112メートル。これと同じサイズのセラーが3つありました。樽の真ん中が赤いのはワインがこぼれてこのような2色になってしまうんです。これはボルドーではおなじみの光景😆
しっかり説明を聞いたあとはお待ちかねの試飲です。
シャトー・ラグランジュで作られるこの3種類をいただきます。
グランクリュの《シャトー ラグランジュ》、セカンドワインの《レ フィエフ ド ラグランジュ》そして白ワインの《レ ザルム ド ラグランジュ》です。
やはり、この中ではなんといってもグランクリュの《シャトー ラグランジュ》が最高でした。運転手の彼は残念ながら今日は口に含むだけ😫
それにしても清潔で全てが整然としたシャトーでした。さすが日本の企業❗️❗️
見学の最後にこの施設の副会長である椎名さんにもお会いすることができました。優しそうな素敵な方でした。本当にありがとうございました。
ちなみに、運転もバッチリ❗️❗️
事故もなく無事ボルドーに戻り、3人であらためてワインで乾杯しました😋
おまけ これは畑の石です。
素敵に飾ってありました💖
《シャトー・ラグランジュ(Château Lagrange)》の場所はこちらです。