ケンウッドハウス

ナショナルギャラリーのフェルメールが2点ともアムステルダムに貸出中とわかった時のダーリンのショックは大きかったのですが、実はロンドンには数少ないフェルメール作品がもう2点あるんです。

1点はバッキンガム宮殿にある『音楽の稽古』。こちらは夏限定で一般公開しています。

そしてもう一点『ギターを弾く女』がロンドンの北、ロンドン最大の公園であるハムステッド・ヒース公園の中に建つ《ケンウッドハウス》にあるんです。

もちろん行くでしょう。2日目の午後は地下鉄アーチウェイ駅から、210番のバスに乗り継いで広大な公園の一番端にある邸宅まで行きました。この公園、巨大でしかも丘陵地なので歩いて行くとずっと登りなので相当な健脚が必要です。こちらの訪問はバスをおススメします。お天気が良くて時間的にも余裕があれば帰りは公園を散歩しながら駅に向かいたいところです。

駅で210番行が停車するバス停を探すのに苦労しましたが、落ち着いた住宅街を乗る事10分程度で最寄りのバス停 Kenwood House に到着です。

《ケンウッドハウス》は17世紀に建てられたお屋敷です。それを後にギネスビールの会長だったアイヴィー伯エドワード・セシル・ギネスが彼のコレクションの展示のため購入し、彼の死後は国に遺贈され今にいたっているとか。

なのでこちらも入場料は無料です。建物も素敵だし展示されている作品も素晴らしいんです。でもガラガラ。

本当にもったいない!日本でフェルメール展が開催された時なんて物凄い人、人でゆっくりなんて見れたものではないのに。こちらでは独り占めです。

訪問者は少ないのですが、たくさんのボランティアの方がいらっしゃてお部屋や作品の説明までしてくれます。

ケンウッドハウスといえば、ここで夏に行われるロンドン最大の野外コンサートも有名です。実はこのコンサートの収益金が公園やケンウッドハウスの維持費に使われているそう。こちらもチャンスがあれば行ってみたいな~。

公園からはロンドンの街並みを見下ろすことができます。

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