ボルドーから電車で1時間くらいで行くことができる町にペリグー(Périgueux)があります。ここはドルドーニュ県の県庁所在地です。
たまたまテレビで見た、この町の教会と町の雰囲気に惹かれて行ってみることにしました。
駅のそばはちょっと寂しげな感じで、なんとなくあれっ、期待外れ❓と思いましたが、とにかくツーリストオフィスへ向かいます。
標識はとても分かりづらかったけど、ありがたいグーグルマップのおかげで15分ほど歩いてツーリストオフィスに辿り着きました。
無事地図をもらって、おススメルートの散策スタートです。
特に事前知識がないまま訪れたペリグーでしたが、この町には古代ローマの遺跡や、中世の建物がそのまま残る旧市街がありました。
13世紀の城塞部分が残っていました。こちらは塔だったもの。
12世紀に作られたバリエール城( Château Barrière )です。16世紀のユグノー戦争の時、破壊されたそう。
つわものどもが夢の後・・・今はお隣に高校があり、若者のにぎやかな声が聞こえていました😅
こちらはガロ・ローマ時代の劇場跡。本当に跡だけですが、当時の劇場部分がだ円形の公園になっていました。ここ以外にもローマ遺跡はいろいろとあります。
当時の住居跡をそのまま現代の建築で覆ってみせてくれる博物館が有名のようでしたが、以前も住居跡の博物館に行ったことがあるので今回はパス。(そのときの記事はこちら)
旧市街はそれぼど広くはありませんが、狭い路地が良い感じ。
町の中心にあるのは、サン・フロン大聖堂(Cathédrale Saint-Front)です。この町の訪問のきっかけになった教会です。フランスでは珍しいビザンチン様式のドームを持つ教会で、ペリゴール地方では時々見られるそう。
こちらの教会はサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の一部として、世界遺産に登録されています。
この教会は17世紀に建てられたものですが、それ以前はこの教会の近くにやはりドームを持つ教会があり、そちらがカテドラルだったそうです。
現在そちらの教会(Église de la Cité)は2つのドームが残る普通の教会になっていました。
観光客もほどほどなこれくらいの町が、なんだかのんびりできて私は好きです。